息子の病気再発に怯えて・・彼は何のために生まれてきたの?

8歳の息子がいます。3歳の時に脳腫瘍になり、2度の再発と5回の手術を乗り越えました。現在は元気ですが治癒したわけではないので再発におびえ暮らす日々です。

それだけの試練をうける彼は一体何のために生まれてきたのか、
また私は何を学び、彼に教えればいいのか悩んでいます。
彼に未来はあるのでしょうか？

病気は回復します！彼は希望をもって生きていくひとです

りゅりゅ様

120316　ラヴスプレッド　1室隠者と戦車逆、2室力逆とフール、3室女教皇と女帝逆、4室法皇と月逆、5室節制、6室太陽とマジシャン逆、7室デス逆と悪魔

ケルト十字・息子さんの立場から　1室皇帝、2室女帝、3室マジシャン逆、4室女教皇、5室デス、6室節制逆、7室悪魔、8室フール逆、9室吊るし人、10室星逆

ケルト十字・りゅりゅさんから　1室運命の輪逆、2室審判、3室法皇、4室戦車、5室デス、6室月逆、7室マジシャン、8室世界逆、9室恋人逆、10室悪魔

お話をいただいて、りゅりゅさんと息子さんの関係性と、また、息子さんとりゅりゅさんそれぞれの立場からこの病気とどう向き合っていくのかいけるのかその行方を占いました。
タロットでラヴスプレッド、ケルト十字を2回、計3回の展開をしています。

幼くして重病に罹り何度もの手術を乗り越え、その過去が息子さんにとってもりゅりゅさんにとっても、想像を絶する苦しみであり困難であったこと、おふたりそれぞれの展開でリンクして顕れた過去のカード：デスが物語っています。
そして、彼は何のために生まれてきたのか、と問われれば、その答えを私は持ち合わせません。

ですが、今息子さんは、その苦しかった過去を越えて8歳という幼さでありながら、生きていく信念強く、運命に向かって毅然と突き進もうとしています。
他者のことも考えながら先を見通して秩序ある支配を保ち、計画に責任を持って力強さを発揮していくことができる彼です。その思考も行動も、自分のなすべきこと（自分の病気に関わることも）に真剣に取り組み、行動していく男らしい、活気溢れた姿勢です。

彼の気持ちは、りゅりゅさんへ見せるそれと彼自身の潜在意識がやはり同じカードで示されたように、その経験がそうさせたのでしょう。
年齢相応以上に聡明さと冷静さを備え、知恵と思慮分別に長けています。直感的によい方向を察知する。自分を知り、ものごとの本質を見抜く力を持っています。精神的向上心があって洞察力を働かせることにより道を拓いていけるでしょう。
自身の病気ときちんと向き合い、どう付き合い、どう乗り越えていくのか、その時々で彼は一番いい選択をするでしょう。

そして、おふたりの最終予想にデスが逆位置で顕れたように、この病気は回復し、再生・復活のときが訪れます。

ここでその病気回復という最終イメージは後に詳しく述べることにして、彼の気持ちと展開に触れると、そういったしっかりした思考を持ちながら、顕在する意識としては健康に自信が持てない、疲労感を訴えやすく、少しの体調悪化を過大にとらえて自分でも大袈裟に表現してしまいがちな不安定さがある様子です。
これは、8歳という年齢では無理もないことなのですが、言いにくいことではありますが、彼の不安定さを煽ってしまう原因のひとつには、りゅりゅさんの過度の心配・過保護がある様子です。
もちろん愛情あればこその先へ先への心配に違いないものですから、責められるものではありません。ですが、りゅりゅさんが思うよりもずっと、息子さんはご自分の体調やしたいこととのバランスをしっかり把握しています。彼を信頼し、彼に任せる部分がもう少しあってもよいのだろうと思います。
彼が学び遊び成長していくことに、手を出しすぎぬようにして見守ること、それがりゅりゅさんには求められているのだろうと思われます。
何のために生まれどんな使命が彼には課せられているのか･･･彼は自身で必ず掴み取っていくでしょう。

そして、また、今回の3つの展開を併せて考え、すぐに起こってきそうな状況は、息子さんの（もちろん年相応の）幼児性のある我侭さに対し、りゅりゅさんが賢く自然に導いていける、ということです。
彼に言ってあげるならば、対人関係において、してもらえなかったことへの不満をできるだけ持たずにしてくれたことへの感謝の気持ちを持ちなさいということ。
嬉しい、ありがとうという言葉を多く使おうねということ。自分の言動が相手をどう思わせるか相手の立場に立って考えてみて、ということ。
彼はいい意味で早熟な部分を持ちながら、やはり意思と感情のバランスはとりきれないところもありますから、りゅりゅさんが日常で感謝の心を実践することが、彼を大きく成長させることになるのです。

また、彼の側から見た病気との付き合いかたですが、ケルト十字での展開で彼の最終位置には、星の逆位置。
彼の希望・夢は、もちろん簡単にはかないませんが、それは彼の病気による運命ではなく、もっと一般的に、誰しもが感じる挫折感であるはずです。それでも少年の夢を持ち日々目指すものへ向かって生きていくことに、生まれたこと、生きていくことの意味があるのだろうと思います。
りゅりゅさんは、そんな彼、挫折を味わう彼のことも、彼が順風満帆である時と同じように見守り応援していくこと、それが母親としての愛情ですし、りゅりゅさんにはできます。
逆位置であろうが星のカードが現れるのは、彼にりゅりゅさんに希望を持って生きていく力量があるからこそなのです。

近未来的にも、息子さんの健康はよい状態で維持され、彼自身体力もついてきますし、生活に張りがあって楽しく過ごせるはずです。
自然療法的な…日光浴であるとか食事に注意を払うなど健康的な生活が苦労なく実践できそうです。
ただし、補助カードにマジシャンの逆位置が示されたことから、自然にできる範囲を超えて「健康生活」に囚われすぎてしまうと時間的にも経済的にも無理が生じます。またそういった観点から弱みにつけこむような詐欺的商法にも充分注意されてください。

最終イメージに顕れたデスの逆位置。そして補助カードとして示された悪魔のカードが教えてくれることは･･･病気は回復するでしょう。
それによって息子さんにもりゅりゅさんにも、心機一転再スタートが切れる暗示が今現在の材料（心境と現況）から示されました。
最悪の時を抜け出し状況は好転し危険を逃れて新しい希望が生まれる。
過去の、また今の、困難や苦しみがあるからこそ、朽ち果てたものが淘汰され新たな一歩が始まるのはそうなのですが･･･同じことを続けていたのでは新たな成長は望めません。
彼とりゅりゅさんのより大きな希望、成長は約束されています。
ものごとの選択に際して、リスクやデメリットを考えることは大切ですし、慎重さも必要不可欠です。ですが、息子さんの病気と向き合う上で、取り越し苦労のような極端に悲観的考え方や対処は、彼のまたりゅりゅさんの成長や自己実現に妨げとなることもあることを、どうぞ心に留めておかれますように。

息子さんと、りゅりゅさんの健康と幸福を心より願い祈ります。
李々佳

李々佳／lyrica 占い師

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