「亡くなった父は、今どうしてますか?」弥生先生が伝える、故人からの言葉

「あの時、お父さんは何て思ってたんだろう……。」

編集部に、亡くなったお父さんの気持ちが知りたいという1件のご依頼が届きました。気持ちの奥に残る心残りを解消すべく、今回は亡くなった方からのメッセージが得意分野の弥生先生に伺いました。

 

このコラムを書いた占い師

 

「亡くなった父親の気持ちが知りたいです」(あけみさん・40代)

弥生先生、こんにちは。

私には4年前に亡くなった父がいます。

最近、近所に住む母と言い争ったり衝突してしまうことが増えたのですが、そんなときよく父の存在を思い出します。母とずっと向き合ってきた父の存在は偉大だったなと考えます。当時、仕事が忙しくあまりお見舞いに行けなかったことも、申し訳なかったと感じています。

また、私には父に隠していたことがあります。父の闘病中、私自身も病気が判明し、父や家族にも黙って手術していたんです。最後の最後に父に嘘をつくことになってしまったことを謝りたいとずっと思い続けていました。四十九日で報告しましたが、届いていたでしょうか。

父は今、何しているのでしょうか。
天国から見守っていてくれてるのでしょうか?

(あけみさん・40代)


あけみさん、ご相談ありがとうございます。視てみると、お父様は今、きちんと成仏されており輪廻の手前にいらっしゃいます。

そして、あちらの世界からまだ、あけみさんを見守っていますよ。

 

「お母さんと仲良くしろとは言わない、ただ連絡だけはしてあげろ。」

お父様は、あけみさんとお母様がコミュニケーションがうまく取れないことはもともと理解していましたね。

お二人の性格が少し似ているところがあるのと、お母様は感情的になりやすいところがあるとのことで、「昔からそうだし、ぶつかってしまうのは仕方ない。」とおっしゃっています。

ただし、「普段から仲良くしろとは言わないけれど、連絡だけはマメにして欲しい」ともおっしゃっていますね。

あまりお見舞いに行けなかったことについては、「仕事を頑張っているならそれでいい」と素直に思っていらしたようですね。

 

あけみさんからの感想「連絡だけはマメにってセリフ、父から生前も言われていました。当時は意味があまり分からなかったけど、今は心に染みます(笑)きっと父は、こうなることが分かってたんですね。」

 

「苦しかっただろうに…あけみに我慢させてしまって、申し訳なかった」


 

お父様は、四十九日であけみさんから手術の報告を聞いた時、「そうだとしても、娘なんだから言って欲しかった」と、思ったところはあるそうです。

でも、「自分のためを思って言わなかったのだろうと思う、我慢させてしまって、申し訳なかった。」とのこと。あけみさんの優しい隠し事を、今はちゃんとわかってくれていますので大丈夫ですよ。


「あけみは生き甲斐だった。お父さんの子供に生まれてきてくれて、ありがとう」

 

それから、お父様はこんなこともおっしゃってますね。

 

「お父さんの子どもに生まれてきてくれたことは感謝でしかなかった。

自分が父親として娘を育て、成長を見て行くことは、

小さな頃には『日々驚きと喜び』

少し大きくなってきてからは『照れくささ』

大人になってからは『頼もしさ』になっていった。

自分の気持ちの変化は楽しく、ある意味生き甲斐の一つだった。

あけみは子供の頃から頑固だったけど、自分らしさを失わない、そういうところが魅力だ。

昔から口は達者だったけど、いろんなことで我慢もしていたし、親たちに言わないことも多い子だった。

いつも、溜め込んでいたのではないかと心配していた。」



あけみさまは本当に愛されていらっしゃったのですね。お父様は、あけみさんが今も溜め込んでいるのではないかと少々心配されているご様子です。


輪廻転生を迎える前に――あけみさんへのメッセージ


「もう少しあけみのそばにいたかったのはもちろんあるけれど、今の状態は受け入れているし、次のステージに向かう準備もできている。

今後、あけみには、とにかく幸せになってほしい。

いつも笑顔でいられるようになってほしい。

笑顔が可愛い子だから。

そのために見守ってほしいというならば見守るつもりでいるから安心してほしい。

いつまでも自分の娘であることは忘れないでほしいけれど、お父さんのことを考える時間は少なくていい。

何があっても乗り越えられる力がある子だから心配はないと思うけれど、困った時は誰かを頼って、しんどかったらたまには弱音をはきなさい。」

 

次のステージというのは、最初に申し上げました輪廻と言う意味となります。


お父様はとてもがまん強い方だったのですね。そして、子どもには分からないようにしていたのかもしれませんが、心配性でもあったようですね。

 

愛されて、見守られて、今のあけみ様がいらっしゃるのだと、鑑定をしながら暖かな気持ちにさせていただきました。

お父様から見守ってもらえている心強さを喜びに変えて、今日からまた明るく笑顔で過ごしてまいりましょうね。

 

あけみさんからの感想「涙が出ます。私は怒られることも多いタイプでしたが、父だけは頭ごなしに叱りつけずにいつも本当の私を見てくれていたんですよね。今も見守ってくれていると思うと、私は一人じゃないんだなって安心します。弥生先生、本当にありがとうございました。」




「家族の縁はとても不思議。例え生前が喧嘩ばかりでも、会えなくなったときはもっと話をしたかったと誰しもが思うものです」と弥生先生。心に秘めた故人への思いは、弥生先生に電話相談してみてくださいね。

→弥生先生のプロフィールはこちらから!

 

Written By 弥生

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