≪西洋占星術の基本≫木星・土星・冥王星の逆行期間について解説!
各惑星の逆行期間中は、その惑星が持つエネルギーがプラスの方向へ働かないことが多くなり、“停滞”の時期とも呼ばれます。この時期の上手な過ごし方を知って乗り切ることで、順行に戻るときにはよりパワーアップした自分になれていることでしょう。
ただ、木星や土星、そして外惑星と呼ばれる冥王星や海王星は、公転周期の長い惑星です。その逆行の影響は、個人のホロスコープに照応させてみていく必要があります。ここでは、大きな意味での逆行時の注意点をお話しします。
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木星とはどんな惑星?
伝統的に占星術で木星は『グレートベネフィッタ』と呼ばれてきました。多大な利益をもたらす星というわけです。太陽系で最も大きな星である木星はその輝きからでしょうか、拡大と発展を司る星です。「この世界にはもっと素敵で面白いものがあるかもしれない」「自分にはもっと大きな可能性や才能があるかもしれない」と考えさせる、健やかで肯定的な実感をもたらしてくれる星です。
富や人脈など社会的成功へと導く発展性を示し、活動範囲も例えば海外へと広がってゆく、高度な学問や哲学的に深みを増すなど精神的発展にも関わります。
2019年の木星逆行期間は:4/11~8/11
木星がプラスに働くときにはあらゆることを増幅させますが、エネルギーがマイナスに働く場合(逆行する場合)、『膨張/過剰/怠惰』といった意味が出てきてしまいます。
木星逆行による影響
- 浪費傾向
- 資金に限界が生じたり、援助が切られる
- 無計画
- キャパオーバー
木星逆行中に対策するべきこと
- お金の管理を意識的に行う
- 活動範囲を拡げることよりも現状の見直しを行い、維持することを第一に
- 上下関係において上へ意見を言うときは慎重に
- 勉強、仕事面ではルーティンワークを丁寧に
土星とはどんな惑星?
占星術は長く7惑星で語られてきました。その時代、地球から最も遠い星で『限界/制限』を象徴し、大きな害を成すものとされていたのが『グレートマレフィック』と呼ばれる土星。
しかし限界を知ってこその計画性であり、試練を乗り越えてこその成長であります。土星は試練を与えてあなたを鍛えてくれる星です。
苦手意識をもつものや他人より時間をかけねばできないことを土星のパワーを以て得意分野に変えることもできるのです。
2019年の土星逆行期間は:4/30~9/18
土星のパワーが停滞すると、コンプレックスが強くなったり立ち向かうべきことをあきらめやすくなってしまいます。
土星逆行による影響
- 自分に甘くなる
- 逃避傾向、現実感が希薄になる
- 弱点や欠点が顕わになりコンプレックスになりがち
土星逆行中に対策するべきこと
- どこまで受け入れるか、受け入れないか境界線の引き直し
- 面倒だと思うことこそを見逃さないよう気を付ける
- タスクを書き出す
冥王星とはどんな惑星?
1930年、太陽系の最果てに発見された冥王星。200年の時をかけて12星座を巡ります。遠大な周期を持つ冥王星は『闇の世界』を象徴します。
象意を並べるなら『業(カルマ)』『一切か無か』『死と再生』『破壊と再建』。対立するものごとはその深部で繋がっている…そんなことを顕す星です。心の奥深くに暗くネガティブな闇の感情が生れますが、それは魂を揺さぶる芸術を生む源でもあるのです。
2019年の冥王星逆行期間:4/25~10/3
冥王星逆行による影響
- 方向性がぶれる
- 生産性が落ちる
- 何をしたらよいかわからない
冥王星逆行中に対策するべきこと
- 鬱々とした状態を打開する具体的方法を探す
- 身体を動かす
- 休むことに罪悪感を感じないよう意識する
海王星とはとはどんな惑星?
165年周期で公転します。海王星を一言で表すなら『溶解』。意識の境界線が溶け出し、無意識の世界へとあなたを誘う星、海王星。象徴するものは『混沌』『忘却』『陶酔』といったことで現実を離れるような『ロマン』の星です。
2019年の海王星逆行期間:6/22~11/27
海王星逆行による影響
- 感受性が鈍くなる
- 気持ちがこもらない
- 斬新さ、発想力に欠ける
海王星逆行に対策するべきこと
- 感受性を研ぎ澄ます経験を積む
- 芸術鑑賞&体験
- 日常のルーティンを変えてみる
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Written By 李々佳