娘が嘘をつくようになり、どうして良いのか困っています。

娘との関わり方というか接し方がわかりません。

厳しくしつけすぎたせいもあり、怒られたくないからと、嘘をつく事が当たり前になり、自覚もなくなってしまいました。


そして、何度同じ事を言ってもなおりません。

このまま怒り続けても無駄なのはわかっているのですがどうしたらきちんと人の話を聞いて約束を守るという気持ちができるのか？
娘の長所を伸ばしてあげられるのか知りたいです教えて下さい

子供と言っても対応は大人と同じ。話を聞いて欲しいならまず相手の話を聞きましょう。

この度は無料鑑定依頼有難う御座いました。
鑑定した結果をお知らせいたします。

まず、こういった場合、相手の性格を良く知る事や、
自分自身がしてきた対応を知る事が、解決への糸口となります。

何を相手が拒んでいて、何を望んでいるのかを考える事で、
相手に気持ちを伝える事が出来るか出来ないかが決まります。

娘さんは、自分らしくある事にこだわりを持つタイプ。
また、自分がやりたい事や、良いと思った事は、
曲げたくない方です。
傍から見るととても頑固で、自分で決めた事は譲りません。
例えばそれが、世の中の一般的な基準から見て、
ちょっとおかしいと思うような事や、自分勝手と思われる事でも、
後先の事を気にせずに、自分独特の世界観で貫いてしまう所が
あると思いますので、そういった部分が、お母様がこのままで
良いのだろうかと不安に思う部分なのだと思います。

彼女がお母様に感じているのは、自分の事をかまい過ぎとか、
過保護とか、自分のやる事に口を挟んで、自分のやりたい事を
存分にやらせてもらえていないなどで、
自分の個性や自主性を否定されている気分になっている
ようなのです。
一人前の大人として扱われたい。
それが彼女が望んでいる事です。

そして、あなた自身は、お嬢様への愛情はとても深いのだと
思いますが、意外にもまるで兄弟姉妹のように、
この方と競り合おうとしている部分が見られます。
お互いが譲れないポイントは、どちらが正しいとか、
どちらの方が、より周囲の人に認められているかなど、
ちょっと女性同士のつばぜり合いのようなものが、
始まりつつあるのかなと、思わせるような所があります。

二人のうちのどちらが、人からどれだけ認められる存在なのか、
どちらが正しいのかをいくら諭そうとしても、
彼女はこの部分では、お母さんというよりも、
ライバルのような感覚で見ています。
また、この点について、やけにムキになりすぎるお母さんを見て、
あなたの心の底までをも見通して、人間性をはかってしまう所が
ありますから、益々、言う事をきかないという悪循環を
起こしているようです。

あなたは、とてもバランス感覚があり、世間的での振舞い方や、
人生での過ごし方に気を配るタイプですので、
彼女のような過ごし方（嘘をついたり、未来に備えて着実に過ごさない事）をしていると、
気になって気になって仕方がありません。
ついつい、本人が自分で考えて決めるべきところまで、
考えが先回りをしてしまい、
指示調や命令調な声のかけ方になってしまうのだと思います。
それがさらに反感を買ってしまう結果になりやすいのだと思います。

対策方法としては、
１．なるべく身の回りの事は、相手に判断を委ねる事。
　その選択が間違っていたとしても、即時にトラブルに
　なるような事でなければ、もう一度じっくり考える時間を
　与えるなりして、本人の意思と責任感を確認する事。
　また、その場で却下するなどの極端な結論を突きつけない事。

２．責任を持たせる事。
　約束を破る事が簡単に出来るのは、そのリスクを本人が直接
　被らないで済む事が多いためと考えられます。
　約束を破ったときに言葉で咎めた所で、理解させる事は
　難しいと考えられます。
　人の信頼を裏切る事は、世間ではすなわち、二度と信頼を
　してもらえない事に繋がりますので、
　例え家族であろうとも、世間並みの扱いをする必要はあります。
　信頼しないために、彼女の自由や権利が減る事は、
　世間でも考えられる事ですので、
　家での対応もそれに準じたものを取ればよいと思います。
　また、嘘など隠したときは、それに見合った更に重い措置を
　取るなどして、目こぼしの無いよう、ブレの無いやり方で
　一貫して相手がそのルールを覚えられるまで行う事が、
　一番確実に相手に方針を伝えられる方法にはなると思います。

　また、ルールを守ったときの評価や褒美も本人のやる気を
　起こさせるものですから、忘れずに、必ず相手にわかる形で、
　褒める事や褒美措置を行うようにして下さい。
　約束とは本人が希望して交わす行為ですから、意思確認が
　きちんと出来ないときは、約束事態が無効です。
　その辺もきっちり切り分けるようにして下さい。
　（厳しさは口で言うより態度で示すようにして、
　後ろ髪の無いようにして下さい。）


３．相手を説得するために、相手を自尊心を折ったり、
　相手のミスを批判するなどの方法を取らない事。
　自尊心の強い方ですので、これをされた瞬間に聞く耳を
　塞いでしまいます。
　自分の気持ちややりたい事を理解してくれていると思うから、
　心を開くのです。

　また、どちらかが偉いとか、どちらかが優れているというような
　表現や態度もなるべく避ける事が必要です。
　親が偉いと表現すれば表現するほど、親への批判的な姿勢は
　強くなるものと思われます。


この方は、気持ちは既に一人前の大人です。
年齢的にも反抗期に差し掛かっていらしゃいます。
もし、大人が何気なくしてしまう
「相手の事を注意しながらも、自分の事には甘かったり無頓着な態度。」を
本人が感じてしまいますと、とても理不尽と思い、矛盾を感じて
相手を許せなくなってしまいます。

このような自他に厳しいところは、お母様の気質を
受け継がれているものと思いますので、当人の思いは、
あなたが幼い時に感じていたものと、重なるところが
少なからずあると思います。

霊的な法則で観ると、一般的にも娘さん、特に実質の長女は、
母親に気質や運命が似やすい傾向があります。
苦手なものや、下手だと思われる態度も、
親に似やすくなります（真似し易くなります）ので、
母親が苦手なものを克服したり、世間に対する基本姿勢を家
庭内で見せるなど、言葉では伝わらない情報を大切にして下さい。

また、出来るだけ彼女の前では、人間関係を上下関係
（偉い・偉くない）などで、量らない様に気を配って下さい。
（その考え方で付き合ってしまうと、常に子供が弱者側に回る事に
なってしまうので。毎度毎度、正義で来られると、いい加減、
嫌になってしまうのです。）

人の心の弱さに寄り添う態度が、本人の勇気を呼び起こし、や
る気を漲らせる事に繋がります。
聞く耳を持たせるには、まず、相手の気持ちを先に聞く態度が
一番なのです。
この方の長所は強さと正義感ですが、それは諸刃の刃でもありますので、
刃を和らげ、「和みや許容」という苦手を克服させる方が先決と思います。

（長谷川能子） 占い師

• 次回待機予定
• メール満杯