子供の受験。将来の選択は今のままで大丈夫でしょうか？

次女との関係について相談させていただきます。

私には子供が３人おりますが、どうしても次女（１９**年*月*日生まれ）が、苦手といいますか、どう付き合っていいのかわからず困っています。小さい頃からどう接していいのかわかりませんでした。
長女は昔からいろいろ話をしてくれ、学校の様子なども事細かに教えてくれるのですが、次女は、まったくと言っていいほど話をせず、すぐに自室にこもってしまいます。
３月に高校受験を控えており、担任の先生からは「このままでは志望校合格は厳しい」と言われ、志望校についての話もしたいのですが、親が何を言っても聞く耳をもたず、本人の意思がさっぱりわかりません。

経済的な理由もあり、公立高校に行って欲しいと思っています。が、次女の志望校を受けたいという気持ちもわかりますし、かと言って、志望校を受けて合格しなかった場合の精神的ダメージを受ける姿も見たくありません。
親として、子供が何を考えているのかわからないというのは、まったくもって情けないのは分かっておりますが、次女の人生にとっての大事な岐路なので、次女が何を考えているのか、そして彼女の将来に向けて、どういう選択をするべきか、このまま志望校に向けてつき進むべきか、教えていただきたいと思います。

どうかよろしくお願い致します。

あくまで本人に選ばせましょう。

この度は無料鑑定に御応募いただき真に有難う御座いました。

ご質問について担当させていただきます、長谷川と申します。
宜しくお願いいたします。


まず、この娘さんの性格について

この方は自分の意見をはっきり持っている方で、
好みは生まれつきはっきり持っている方と思われます。

また、人や自分に対する姿勢も厳しいものがあり、
物の善悪もきちんと理解していらっしゃると考えられます。

曲がった事も嫌いなので、自分でもズルをすることは嫌いですし、
人に対しても、容赦なく悪い事を悪いと判断して、
相手の状況などを推し量る事無く、態度で表してしまうようです。
そのために、冷たい人と、周囲から誤解を受けたり、
応用力が弱いと感じられてしまう事も多いようです。
本人も、自分の考え方にとらわれてしまい易く、
臨機応変に対応する事を苦手としていますので、
人と会話すると、とても短い言葉の表現になりやすく、
自分の気持ちをそのまま表現できにくいのでは無いかと思われます。

今、目指されている学校について、この方の興味が向いているものを、
事情や有利性を説いて、目標を変えさせる事は、
この方の意思をまったく無視する結果となりますので、
あまりお勧めする事が出来ません。
何故ならば、家庭の事情や自分の偏差値で学校を選ぶ事に
心がついていくことが出来ません。
また、受験校から排除してしまうと、
一生残る後悔となると考えられます。
ですので、結果如何に関わらず志望校は、
受けさせるだけ受けさせる必要があると考えられます。

また、もし、平行して他の学校を受けさせたいのであれば、
今の学校を受けたい理由をきちんと聞く事にして、
同じ気持ちを満たせる学校を提案する事が出来ると思います。
それには、この方は上手く言葉で表現できないところを持っていますので、
気長に言いたい事を聞いていただく姿勢が必要です。
例えその言葉が的を射ていなくても、
沢山のイメージを貰う事で、この方の持つ全体像が見えて来る筈です。

苦手に感じるかもしれませんが、違う時代に育っていますので、
御長女のように、両方の世代の言葉と感覚を
翻訳して行き来が出来る人だけとは限りません。

核家族世代の、生の言葉の交流の少ない世代は、
自己表現をしなくても、メディアなど
一方的に相手から働きかけられますので、
自分の表現力が磨かれないまま、成長を遂げる方も少なくありません。

ですので、ある程度、親御様に世間との交流の架け橋をしていただかないと、
この方の不得手はそのままになり、
社会に出たときに大変混乱を受けるものと思われます。

この方は、他の人がやるように、人がやる事をそのまま見て、
覚えて、自分で実践する事はしません。
誰かが話し方、気持ちの伝え方を一から教えて
さしあげる必要があると思いますので、
あなたが難しいようであれば、今のうちにどなたか先生をつけて、
磨いていただくと、今のうちでしたらまだ柔軟に対応して行けるものと考えられます。
（学習能力は高いと考えられます。ただ苦手なものが幾つかあり、困難を感じるとそこで立ち止まってしまうと考えられます。）

気持ちを他の人がどう処理して言葉にしているのか。
目に見えないものを、形に表す事が、
この方には難しい問題なのだと思われますので、
その事をあなたの場合どう心の中で処理しているのか、
言葉にせずに自然に無意識にしている事を、
相手に伝えるにはどうしたらいいのか、
考えていただくと、コミュニケーションについては
解決へと向かえると思います。

あなたに伝わらないものは、周囲の大人にも伝わりませんので、
この方のコミュニケーション力を、このまま放置はしないようにして下さい。

学校については、本人さえ納得をすれば、案外目的を変える事は出来ます。
ただ、発想の転換については本人だけでは難しいので、
会話を重ねて下さい。
ただし、説得をしようとしてしまうと、
こちらの意見をゴリ押ししてるだけとなりますのでＮＧです。
話を聞くこと、相手の気持ちを翻訳する事を主眼にして
相手が魅力を感じられるようにして下さい。

親にとって、子供への過保護となりはしないか、また放任となりはしないか、
関わり方については、賛否両論あると思います。
親がアドバイスすべきポイントとしては、
その人が一人になったときに、乗り越え方を自力で理解できるか、
それとも理解を回避して自由度（自立）が制限されてしまうのかにあると考えて下さい。

コミュニケーションを回避することを選択してしまうと、
どうしても未来は制限されてしまいます。
自立を促すつもりで手を放す事が、相手に対して何の道しるべも示さずに
遺棄しているものと変らない場合もあるのです。

子供の時分にその子にとって必要な経験が少な過ぎる事で、
人に頼らないと自分を支えられない状態に陥る事があります。
問題を放置してしまう弱さは、どちらかというと、
あなたの中にも通じるもの（似ているところ）があると考えられます。

彼女を怖がって関わらなければ、
ずっと相手を理解しないまま過ごす事になります。
そのままで良いと思ってしまったらならば、
ずっとそのままにしてしまう状態は、親譲りと言えるかも知れません。
性格が似ている二人だからこそ、交わらない永遠の平行線も在り得るのです。

自分の殻を破りやすいのは、お互い「今なのだ」とお考え下さい。

この方が一人立ちするまでには、処世術をこれから学ぶ必要があります。
学業の他にそれらを学べる環境を整えてあげて下さい。

学業については、この方にとってやりやすさが大切です。
といいますのも、人一倍ストレス処理が苦手な体質があると考えられますので、
精神的な無理が利かないものと考えられます。
仕事も学業も環境が大切と考えて、内容にこだわり過ぎるよりも、
なるべくストレスや競争が少ないものをお選び下さい。
（よくよく話し合って決めさせて下さい。）

（長谷川能子） 占い師

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