運命の相手と思ったのに、自分を捨てて他の女性に走った彼。

4年お付き合いした彼に新しく出会いがあり、
結果私は捨てられてしまいました。
彼には魂が触れ合ったかの感覚があり、心から愛していました。
不遇の彼を信じ、支え、尽くしてきたのですが、最後は裏切りばかりで
そんな自分が嫌だったのでしょうか、私から逃げるように、他の女性に走り、当初は私に対する腹いせだったと言い、心はまだ私にあるかのように言って、二股をかけていましたが、そんな関係を嫌悪したところ、新しい彼女を選んでしまいました。

彼（19＊＊年＊月＊日生まれ）は私の運命の人ではなかったのでしょうか…。
前世から繋がってるような感覚は間違いだったのでしょうか…。

知り合ってまだ2，3か月の彼女（19＊＊年＊月＊日生まれ）とは、結婚の約束もしているようですが、彼にとって彼女は運命の人なのでしょうか？

彼は私に多額の借金があり、いろいろなことを新しい彼女には秘密にしているようですが、隠したままうまくいきますか？

私は彼を忘れるべきでしょうか。
けれど、私には彼を忘れることができそうにありません。
別れは受け入れましたが、いつか戻ってきてくれるのでは。と思うのは間違いですか？
忘れたほうが、新しい出会いとか幸せをつかむことができますか。

また、彼はお金は必ず返す。支え続けてくれたことを無にしないと言ってくれていますが、彼はそれを達成できるでしょうか。
彼は、無職期間が長く、今も正規の仕事が決まっておらず、彼が立ち直ることはもちろん、人として、借りたものは返す人でってほしいと思っているのですが、彼は生活を立て直すことができるでしょうか。

現在の彼が私をどう思っているのか…
私はどうしていくのがいいのか…
それぞれの未来はどうなのか…
どうか教えてください。

目の前で起こった事が彼の気持ちの全て。ありのままを受け止めて。

この度は無料鑑定に御応募いただき有難う御座いました。

あなた自身にとって目の前で起こった事が、
とても受け入れ難い事とは思いますが、
あなた自身が記載したこの内容が、全ての真相を語っています。

あなたはとても立派に彼を支えようと、
彼の足りない部分を見事に補い、
見事きれいにその役割を果たしたものと思います。
そして、その快感を今も忘れられないものと思います。

では、その時に彼はどういう事を感じていたのか？

彼はあなたに支えられていた事も感じていました。
また、尽くされていたことも感じていました。
けれどもそこには、あなたが彼を上から見下ろしていて、
「彼には出来ないけれど私には出来る」といった
見下しやみくびりを同時に感じていて、
自分がいなければ彼は駄目だと、全面否定されている気分を
嫌というほど味わっていたものと思われます。

拝見するに、彼は逃げ出す前に、
あなたにその事をきちんと伝えていたと思われます。
彼が嫌な事をやめて欲しいと訴えても、
あなたは彼にとって必要なものだからと、
意見を聞き入れる事無く、彼の自立したい意思を全く認めずに、
世話好きのあなたが満足するための意見を、
押し付けられていたと、感じておられたと思われます。

その為に、あなたの善意と思っていた行為は、
悪意と受け止められ、まさしく、あなたから逃げるために、
他の人に頼るようになったと思われるのです。

当時の彼の気持ちを拝見しますと、相当な怒りを感じており、
確かに怒りは、愛情の裏返しですので、気持ちが無かったわけではありません。
けれども、心底からの怒りは、愛情の断末魔でもありますので、
それを最後に、前向きな気持ちは終焉してしまったものと思われます。

あなたの言葉のように、他の女性へと気持ちが移ってしまったものと思われます。
ただし、付き合いを続けていたのは、
あなたからの非難や突き上げを恐れての事と思われます。
言いたくても言い出せず、あなたの追求や、借金の返済への心配もあって、
最終的な決着をつけられなかったものと考えられます。

彼の怖くて言い出せない部分は、女性から見れば、とてもズルく写るかも知れません。
けれども、相手はとても気の弱い人だったものと考えられます。

あなたは弱くて、何でも曖昧にしてしまう彼の性格を知りながら
お付き合いしていたわけですので、
これについて後になって問い詰める事は無意味とお考え下さい。
精神的に自分を支えられない人は、何でも曖昧に後回しにしてしまうものなのです。
自分に正当性が無いとわかっているからであり、
これを追い詰めると、相手は逆切れをするしかあなたを止める手段が無くなってしまいます。

また、あなたはきちんと彼を嫌悪したのですから、
相手があなたの感情を受けて、目の前から去ることは覚悟しなければなりません。

あなたの「愛しているけど嫌い。」彼の「好きだけど憎い。」と言う感覚で
縛りあう世界は健康的とは言えず、
まさしく「バイオレンスな世界」になってしまいます。
健康的な人間であれば、自分の裏腹な感覚と、
とてつもなく感情が落ちていく事が怖くなり、
その場を離れようとします。

何故なら、裏腹の気持ちをずっと続けていると、理性を失ったときに、
相手をリアルに傷つけあってしまう事になるからです。

つまり、恋愛で別れ話がもつれて傷害事件が起きるのは、
この不安定な感情を怖いという心の警報が鳴らずに、
きっぱりと離れられなかったか、
鳴っていても相手が手離してくれなかった状態があるのです。

つまり、今回彼はあなたと愛憎で結ばれる事が怖くて、逃げ出したのです。
彼は彼自身の感情に不安を持ち、あなたがそれでも離れて行こうとはしないために、
自分が怖くなり、感情の安定を求めて、彼女へ助けを求めたものと思われます。

彼にとっては、彼女は救いの神ではありますが、
とにかく縋った藁であり、ただの行き縋りでしかありません。
ですが、彼の目的は果たしているのです。

むしろ、あなたとの関係こそが、
心の闇の扉を開く「運命の関係」であったと考えられます。

あなたは、前世での関係をお伺いですが、
本来依存度の強い方には、こういったお話はオカルトに心酔したり、
狂信度を深めてしまいますので、お話しない方が良いのですが、
今回は、事が大きくなると危険ですので、
戒めのためにお話いたします。
（あなたの中に誰に対しても憎しみや未練を残さないためです。）

前世関係はあると考えられますが、
その意味は、良縁ではないと言う事です。
前世の記憶や因縁を引きずるとは、
前世の因縁（カルマ）を解消しきれていないという事になりますので、
殆ど多くは、前世でのお互いの関係が悪かった事を意味します。
（カルマを達成していれば、消え去って身も心も開放されるものなのです。）

つまり、前世で知っていた人とは、再び悪い関係に陥りやすいのです。
ですので、前世で知っていた人と再び出会う事を喜ぶのは大間違いなのです。

あなたがこのまま、彼の事を追い続けてしまうと、
彼の心は逃げ場を無くしてしまいますので、
もっとお互いが心から傷つくような事態が待っていると思われます。

あなた自身が例え後腐れを持たなくなっても、
彼に借金を請求すると、なかなか縁も簡単には切れなくなってしまいますので、
いつお互いが理性を失うときが来るか、わからない状況になると思われます。

あなたが人生に絶望感を味わいたくなければ、
このお金は、彼の出世払いにするなど、彼の自主性に全面的に任せる事にして、
返って来る事は当てにせず、
厄払いが出来たと思って、天に寄付したつもりでいて下さい。
（彼にではないところがポイントです。人に取られたと思えば未練が残ります。）
請求したり、返る事を当てにしてしまえば、
いつまた愛憎が再燃するかわかりませんので、出来る限り避けるようにして下さい。

相手と彼との関係に、あなたは一縷の望みを託したいかも知れませんが、
目的が、この狂おしい関係から逃れたかっただけですので、
そこに活路はありません。

また、お互いが巡り合った因縁（カルマ）は、「好きでもお互いを縛りあわない事」ですので、
相手の自由や意見を認めたり、尊重し合えないのであれば、
今あっさり別れる事も、相手の意見を尊重する事となり、カルマの解消となります。
彼に最初に「不均衡な関係」を強いたのはあなたの方と思われますので、
諦めるのもあなたの任務となります。

事が拗れる前にあなたが相手の意見を尊重していれば、
カルマは拗れる事はありませんでした。
ただ、それがやりにくい間柄なので、「因縁」と呼ばれるのです。
「因縁」の相手には、自分の感情で動くと、
再び「因縁」を作る事になり易いので、特に注意が怠れないのです。

情に通じる「カルマ」を感じたならば、それは前世からの警鐘と考えて、
自分の懐に入れる事も、本来は避けて欲しいところです。

「未練」と言う残り物に福はありません。
人生を感情で棒に振らないためにも、次のステージへ進んで下さい。

（長谷川能子） 占い師

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