親しかったはずなのに、告白したら距離を置かれてしまいました。

彼女は2歳年下で15年前に同じ業界の仕事関係で知り合い、友人としていました。
知り合って6年後、私が業界から離れると同時に音信不通となっていましたが、3年半後に仕事の相談を受け、再び会うようになりました。そして2年半前、私は彼女に誘われ、彼女の職場に転職し1年半前に私の上司となりました。

半年前、私はそれまでお付き合いをしていた同棲状態だった女性と別れ、彼女に告白したのですが、「今の状況では、プライベートはそっとしておいて欲しい」とメールで告げられました。前の女性と別れたことは伝えています。
その後、自分の気持ちを再度伝えましたが、「プライベートでの揉め事の元を作る気はないので、現在プライベートタイムに男友達からのメールはシャットアウト中です。」と返信がありました。

半年前の告白後、それまで月に1回のペースで、2人で食事に、年に1・2回程度、2人で日帰りの旅行に行く関係でしたが、今はそれもなくなりました。また、食事の後に彼女の自宅で2人きりでお茶を飲むこともありました。毎年行っていた、2人だけでのお誕生日会も昨年はなくなってしまいました。
先月の誕生日には希望のプレゼントを誕生日の前に職場で贈り、当日も何もないのは寂しいと思い、違う物を再度職場で渡しました。

また、クリスマスプレゼントを渡すことができ、最近はシャットアウト中であったメールのやり取りも少しずつ増えてきています。仕事を離れようと思っていたとき「仕事は一緒にしていて楽しいから…。」と離れることについては止められました。まだ、プライベートについては、今の状況は遠慮している…という状況です。
今の彼女の気持ちがどうなのでしょうか？
今後、以前のように彼女の関係が修復し成就することはありますでしょうか？

よろしくお願いいたします。

深すぎる心の傷が、恋を避けているようです。見守ってあげて

はじめまして。
アリー・ヤンでございます。
ご相談くださいましてありがとうございます。
好きな女性の「男友達」のポジションから抜け出せないのは、なかなか切ないですね。

私はタロットと夢占いの２つで、鑑定をいたしております。
今回はタロットで、これから１年くらいの見通しを拝見いたしました。


１．棒８正位置
２．悪魔正位置
３．剣６逆位置
４．剣ページ正位置
５．金貨４逆位置
６．金貨７逆位置
７．剣ナイト正位置
８．聖杯２正位置
９．法皇正位置
１０．節制正位置




１．現状を示す第一カードは棒８正位置、時間制を示す代表的なカードです。

２．鍵になる第二カードは悪魔、病気や誘惑、下心、心の傷などを暗示します。

３．見えている状態を表す第三カードは剣６逆位置、仲介者の存在があっても好転しない事態を示しています。

４．見えない状態、潜在的な問題をあらわす第四カードは剣ページの正位置、慎重に取り扱うべき問題という意味です。

５．近い将来の位置である第五カードは金貨５逆位置、恋愛では二股をかけられる、あるいは仕事と恋愛など欲張っていろいろなことを充実させたいという意味を取ります。

６．因果を示す第六カードは金貨７逆位置、これまで時間がかかったように見えますが、（問題の重大性を考慮すると）それほど時間がかかっているわけではないという意味になります。

７．問題の本質を示す第七カードは剣ナイト正位置、困難を克服していく必要性を示しています。

８．周囲の意見や環境の状態を表すのが第八カード、聖杯２の正位置はかめちゃん様には人として異性として魅力があると周囲から思われているという意味です。

９．第九カードはこの問題が当面どこまで進められそうかを示しています。法皇正位置は、男女の恋愛ではなく人としての深い情け、ヒューマニズムなど我欲とは異なる愛の深さという意味です。

１０．最終カードは節制の正位置、バランスをとること、辛抱をすること、丁寧に扱うことなどを暗示する代表的なカードです。


全体を俯瞰して鑑定しましょう。

かめちゃん様の想い人は、過去に恋愛や結婚、異性関係などで深い心の傷を負っているように見えます。
２〜４の３枚のカードが、そのことを暗示しております。

ですから、１の棒８が示すように、長い時間をかけて想い人ご自身が、傷を癒してきているのでしょう。
そこは他人が容易に踏み込めるものではない、３のカードもそのことをにおわせています。

そんな中で、５の金貨４逆位置は、それでも彼女が恋愛とは違う形で自分の人生を充実させたい、彼女の心が許す範囲で異性との交流をしたいと求めているという意味になります。

８の聖杯２正位置は「かめちゃん様は人として魅力のある方なので、例えばしつこいとかストーカー的とかそういうことではないですから大丈夫ですよ」と告げております。そこは自信をもっていただきたいところです。

さて、最後の２枚のカード、９と１０については、かめちゃん様には残念な結果をお伝えしないといけません。
お二人の関係はこれからも、少なくともこの鑑定で設定した１年くらいの見通しでは、男女の関係として親しくなることは難しいということになります。
そして、節度をもって付き合えば、人として、同僚として、深く温かい心の交流は続けられるだろうと暗示して、鑑定を閉じております。


ここからは鑑定というよりわたくしの考えでございますが、かめちゃん様の想い人には、恋愛そのものを避けたい、異性と深い関係を結ぶことに対する嫌悪感があるのではないでしょうか。
そして、そこは他人が簡単に踏み込んでよい場所ではありませんね。
ぽろっとこぼした恋愛観、人生観ひとつだけでも、相手の心が離れて行ってしまう可能性もあるほど、ていねいに言葉を選ぶ必要があります。
そんなふうに、この件はそう簡単に解決できない問題であると、１・２・３・４・６・７と６枚ものカードが伝えております。

もしもかめちゃん様が想い人を本当に大切にしたいというお気持ちであるのなら、彼女さまのお気持ちをくんで、今のお付き合いに甘んじてあげて下さいませ。
もしもこれ以上はつらいということであれば、静かに離れていくことです。

さて、今回の鑑定では第八カードの聖杯２が、かめちゃん様の男性としての魅力を肯定しています。
それゆえに想い人の方もこうして交流を再開しているのでしょうし、かめちゃん様ご自身も求めれば他にも出逢いがあるはずです。
かんたんにあきらめがつかないとしても、そろそろお心の整理をすべき時期でしょう。

（アリー・ヤン） 占い師

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